【選択と集中】『限りある時間の使い方』感想・要約。時間が足りない人に教えたい３つの学びと読了後の変化

忙しすぎる現代。

こんな風に思う方も多いかと思います。

今回ご紹介させていただきたいのが

イギリスの全国紙ガーディアンの記者であるオリバー・パークマン氏が書かれた名著

『限りある時間の使い方』です。

本書の内容を1文で説明すると

「テクニカルな時間管理術ではなく、時間の使い方の本質的な部分を教えてくれる本」と言えます。

内容は誰にでもわかりやすく、随所に具体例を交えながら書かれており

時間の使い方の本質的な部分に気づかせてくれるとても学びの多い本です。

時間との付き合い方が上手くいかない方や、

本当にやりたいことができないという方にオススメしたい読んでいただきたい１冊です。

本記事では『限りある時間の使い方』の要約・感想を重要な部分に絞って、紹介していきます。

本記事を読んでも、本書の魅力は全く損なわれませんのでご安心ください。

さっそく始めましょう。

３行で要約する『限られた時間の使い方』

『限られた時間の使い方』紹介したい３つのポイント

私が、本書を読んで特に参考になった部分は以下の３点です。

何もかもはできない

「何もかもはできない。」

この言葉に衝撃を受けました。

当たり前に聞こえるこの言葉が非常に重要で、忘れてはならない時間の本質です。

限界を受け入れるというのは、つまり「何もかもはできない」と認めることだ。

自分がやりたいことも、他人に頼まれたことも、全てをやっている時間はない。絶対にない。

だから、それを認めて生きる。そうすれば、少なくとも無駄に自分を責めなくてすむ。

タフな選択はいつだってやってくる、大事なのは、意識的に選択することだ。

『限りある時間の使い方』P043

私も、仕事・副業・家事・育児・家族との時間など、全てを上手にこなそうとしていたことがありました。

ですが、当たり前ですが「時間が足りない」んですよね。だから

意識的に何をやるか選択することが大切。

私の場合、今は副業と家族との時間を優先して、あとはそれなり…です。

時間が限られているという事実を否定することなく、受け入れる。そのほうが、僕たちの人生はずっと充実したものになる。

『限りある時間の使い方』P046

時間は限られています。

何もかもやっている時間はありません。

だから自分が本当にやりたいことをやる。

大切な人と一緒に過ごす。

人生８０年として４０００週間、もしあなたの人生の残りが４０年としたら

あとたった２０００週間しかないですからね。

最後にもう１つだけ紹介します。タスクを上手に減らす３つの原則の１つ目として、こう書いてあります。

時間についても同じだ。まず自分の取り分を確保しないと、どんどん他のことに時間を使ってしまい、本当に大事なことができなくなる。

『限りある時間の使い方』P092

時間は決して余らない。

本当に大事なことに時間使えてますか？

人生は有限、だから二度とない体験に満ちている

人生は有限であり、だから必然的に二度とない体験に満ちている。

どんな経験も、それが最後の機会であるかのように大切にするべきだ。

『限りある時間の使い方』P156

これも、とても当たり前のように感じるんですけど、実感できているかとえばそうでもないですよね。

当たり前の日常だって、

いつか必ず終わりが来ます。

それが、いつかなんて誰にもわからない。

「息子のお迎えはいつまでもできる体験じゃない」と作者も述べています。

さあ、今にフォーカスしよう。今を精一杯生きよう。

そんなことを決意させてくれる素敵な文章だと感じました。

忍耐を身につける３つのルール

問題がある状態を楽しむ

忍耐を身につける３つのルールという項目の中の１つ目のルール。それは、

「問題がある状態を楽しむ」

ということです。

「すべての問題を解決済みにする」という達成不可能な目標を諦めよう。そうすれば、人生とは一つひとつの問題に取り組み、それぞれに必要な時間をかけるプロセスであるという事実に気づくはずだ。

『限りある時間の使い方』P210

脳天をハンマーで叩かれるくらいの衝撃でした。

問題を抱えた状態にストレスを抱える必要なんてない！

ということに気づかせてくれたんですよね。

むしろ、その問題を解決していく過程そのものが人生なわけで。

１つ１つの問題を時間をかけて、丁寧に解決していきましょう。

小さな行動を着実に繰り返す

忍耐を身につける３つのルールのうち、２つ目のルール。

「小さな行動を着実に繰り返す」

ということです。

彼らは成果を焦らない。たとえ1日の成果が少なくても、毎日コツコツ取り組んでいけば、長期的には大きな成果が出せると知っているからだ。

『限りある時間の使い方』P211

ここでいう彼らとは、執筆業をしていてもっとも生産的に成功している人たちのことです。

その人たちは、1日のうちに執筆に割く時間が「少ない」という研究結果を踏まえての言葉。

なるほどなって深く頷きました。

私たちはすぐに結果を欲しがります。

そして、結果が出ないと辞めてしまう。

だからこそ、成果を焦らないでコツコツ継続することを肝に命じなければいけませんよね。

オリジナルは模倣から生まれる

忍耐を身につける３つのルール、その３つ目のルール。

「オリジナルは模倣から生まれる」

ということです。

初期の試行錯誤の段階で諦めてしまうようでは、けっしてオリジナルの作品は作れない。

かけがえのない成果を手に入れるには、たっぷりと時間をかけることが必要なのだ。

『限りある時間の使い方』P214

どんなことも最初はまねっこでいいんですよね。

先人をとことん、真似して、真似して、真似る。

オリジナルはその先の試行錯誤によって生まれます。

だから、諦めずに継続することが大切です。

たっぷりと時間をかけて、かけがえのない成果を手に入れましょう。

　『限りある時間の使い方』を読み私が変わった点

ここからは具体的にこの本を読んで私自身が変わることができた点をお伝えします。

自分のやりたいことに向き合えるようになった

以前より自分のやりたいことに向き合えるようになりましたね。

自分の時間を優先して確保したからです。

具体的にはブログ運営などの副業をやれるようになりました。

大切なことに使う時間を確保しないと、他のことにどんどん時間は取られていってしまいます。

といっても、家庭とのバランスをとりながら、上手くいく範囲でやりましょう！

最低限やるべきことはきちんとやって、あとは自分の時間にあてるといった感じですかね。

さあ、皆さんも本当にやりたいことをやろう！

今にフォーカスできるようになった

今にフォーカスできるようになりました。

後悔しないように1日を精一杯生きられている感じがします。

具体的には将来の経済的不安解消のためにブログ運営を始めたんですが、

それよりも副業をしていること自体を全力で楽しもうと思えるようになったんですよね。

また感謝や想いを妻に伝えるようになりましたかね。後悔したくないので。

「今」、「今日」、「この瞬間」こそが一番大切なものです。

後悔しないように全力で生きましょう！！

問題がある状態にストレスを感じなくなった

問題がある状態にストレスを感じなくなりました。

以前は、自分自身の「能力の低さ」や「人間関係の悩み」、「経済的な不安」などの問題に少なからずストレスを感じていました。しかし

「問題があってもいいんだな」っていう気づきを得ることができました。

すっと心が軽くなり、悩んでも仕方ないし、じっくりと１つ１つ時間をかけて解決していこうという気持ちになれたんですよね。

問題がある状態を楽しみながら、時間をかけて、じっくりと１つ１つ解決していきましょう。

『限りある時間の使い方』のまとめと紹介できなかった内容

ここまで『限りある時間の使い方』を読み、特に参考になった部分を３点に絞り解説していきました。

時間の使い方の本質的な部分を学べ、自分の生活を変えるほどの気づきを与えてくれた本書に感謝をしたい気持ちです。

今回記事で紹介したところは本書のごく一部分で、他にも非常に参考になる話がたくさんあります。

限りある時間を有意義に使いたい方は、ぜひ１度読んでみてください。

きっと、あなたの人生にいい影響を与えてくれるはずです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。