- 目標もなく、何のために生きているか虚しくなる
- 努力してるのに結果につながらず焦っている
- 仕事にいまひとつ熱くなれない
- 毎日が同じことの繰り返しでマジでつまらない
こんなことを思う人も多いかもしれません
恐ろしいスピードで変化を続ける現代。
人の生き方は多様化してきています。
そんな中で、自分はどう生きていけばいいんだ?
なんて自問自答することもあると思います。かくゆう私も
絶賛生き方模索中の身!
ですので、毎日ふらふらと迷い続けています。
そして、その迷いの中で見つけたのが、今回紹介したい本になります。
稲盛和夫著『生き方』
稲盛和夫著『生き方』
本書の内容を1文で説明すると
「人としてまっとうに生きるために必要なこと全部書いてある本」と言えます。
著者は京都セラミックや第二電電(現KDDI)を設立経営された稲盛和夫さん。
その人生哲学が存分に詰まっており、
磨き上げられた魂の一端を見せつけられるような圧倒的に存在感のある本でした。
ちょっと内容をわかりやすく教えてよ〜
要点を5つにまとめてみました。
興味が出れば是非本書を手に取ってみてください。
本記事を読んでも、本書の魅力は全く損なわれませんのでご安心ください。
さっそく始めましょう。
『生き方』紹介したい5つのポイント
私が、本書を読んで特に参考になった部分は以下の5点です。
- 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
- 願望成就には「すさまじく思う」ことが大切
- 利他という「徳」が成功を呼ぶ原動力
- 運命もおのれの力で変えられる
- 人間としての「生き方」5箇条
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
つまり人生や仕事の成果はこれら3つの要素の“掛け算”によって得られるものであり、決して“足し算”ではないのです。
そして最初の「考え方」。3つの要素の中では最も大事なものでこの考え方次第で人生は決まってしまうと言っても過言ではありません。考え方という言葉は漠然としていますが、いわば心のあり方や生きる姿勢、これまで記してきた哲学、理念や思想なども含みます。
能力と熱意に恵まれながらも考え方の方向が間違っていると、それだけでネガティブな成果を招いてしまう。考え方がマイナスなら掛け算をすればマイナスにしかならないからです。
『生きる』P 24ー25
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
これ、暗記してください。テスト出ます笑!
考え方=常識的に判断されうる「よい心」と稲盛さんは述べています。
- 前向きで建設的
- 感謝の心と協調性
- 明るく肯定的
- 善意とおもいやりがあり、やさしい心
- 努力を惜しまない
- 足るを知り、利己的ではなく、強欲ではないこと
熱意と能力に恵まれていても、考え方が悪いとマイナスになってしまうんですね。
考え方=人の在り方そのもの=「人間力」
この公式でいうと
熱意と考え方さえしっかりしていれば、能力のある人に勝つことができる
ということも言えます。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力で特に考え方が大事!
願望成就には「すさまじく思う」ことが大切
願望成就につなげるためには並に思ったのではダメです。「すさまじく思う」ことが大切。漠然と「そうできればいいな」と思う生半可なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思いつづけ、考え抜く。頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。それほどまでにひたむきに、強く一筋に思うこと。そのことが、物事を成就させる原動力となるのです。
『生き方』P42−43
すさまじく思うことが物事を成就させる原動力となる。
頭からつま先まで、つまり潜在意識までしみ込ませるほど強く思うことが、実現を信じて努力を重ねることにつながるから。
周囲の反対や否定論を受けながらもDDIで携帯電話事業を成功させた稲盛さん。
だからこその重みのある言葉。同時に自分自身が
「すさまじく思うこと、足りてなくね?」と気づきました。
まず思うこと!切れば「思い」が流れるほど!
熱量。思い。努力量。足りてない。そんなんで結果がでるわけない。
この本を読み、私は絶対に副業を成功させると近いつつ
副業に費やす作業量を3倍に増やしました。
みなさんも、何かを成し遂げたいなら
すさまじく思うことから始めよう!
強い思いが何より大切なんだね〜。
思いが足らんことに気づけました。マジで感謝。
利他という「徳」が成功を呼ぶ原動力
利他という「徳」は困難を打ち破り、成功を呼ぶ強い原動力となる。そのことを私は電気通信事業に参入したときに体験しました。
『生き方』P184
利他とは、自分のことよりも他人の幸福を願うこと、他人に利益となるよう図ること!
利他の心が巡り巡って、成功をもたらす力となるということ。
人のためと思いやることが、周囲にいい影響を及ぼし、事業自体も成功に近づいてく。
DDIでは国民のための役立つ仕事をするという純粋な志を共有できたことが、電気通信事業成功の要因であったと稲盛さんは言っています。
がつんとハンマーで脳天をかち割られた気分でした。
「俺、自分のことしか考えてなくね?」と。
人のため、世の中のため。他でもないあなたのため。
そんな、思いが大事だってことを、現代人は忘れてんじゃないかなって思う。
当然、私も含めて。こんな変化の多い時代だからこそ
利他の心を持って、成功を勝ち取ろう!
運命もおのれの力で変えられる
天が決めた運命もおのれの力で変えられる。善き思い、行いを重ねていけば、そこに因果応報の法則が働いて、私たちは運命に定められた以上善き人生を生きることが可能なのです。
『生き方』P213-214
因果応報とは良いことをすれば良い結果が生じ、悪いことをすれば悪い結果が生まれる。ということです。
運命は日ごろの行いによって変えることができるということに他ならない。
そう稲盛さんは言っています。
因果は応報する。
良いことを繰り返していけば必ず良い結果に結びつくということです。
頑張ってるの結果が出ない、そんなふうに思ってる人も多いかもしれません。
私もその1人です。毎日頑張っているつもりでも全く結果が出ません。でも、「
運命は自分の力で変えられるんです。
今、結果が出なくても良い行動を続けていればいつか結果でる日が来るよってことだね!
そう思えたことで私は救われました。
同時に、因果応報するには時間がかかるとも言っています。
物事を長いスパンで見ることが大切。
因果は応報する。
結果が出るまで辛抱強く継続しよう。
人間としての「生き方」5箇条
一生懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き人格を高め続けること。すなわち、そのような当たり前のことを一生懸命行っていくことに、まさに生きる意義があるし、それ以外に、人間としての「生き方」はないように思います。
『生き方』P242
- 一生懸命働くこと
- 感謝の心を忘れないこと
- 善き思い、正しい行いに努めること
- 素直な反省心でいつも自分を律すること
- 日々の暮らしの中で心を磨き人格を高め続けること
これがまさに
稲森イズム
人間は自分の利益を優先したり、自分勝手なことを思いがちです。
そんなときは生き方の5箇条を時々思い出しましょう。
大切な何かを取り戻すことができる!
『生き方』を読み、変化したこと・感じたこと・伝えたいこと
一生手に持って、読み返すべき1冊
「生き方」は、一生肌身離さず持っていて、事あるごとに読み返すべき1冊だと思います。
私たちは間違える。道を踏み外す。誰かに取り返しのつかない迷惑をかける。
そして人として大事な何かを失ってしまうかもしれない。そんなとき、
人として大切なものを取り戻すために読み直す。
自分を見つめ直すきっかけをくれる、「生き方」には
そんな強い導きの力を感じます。
自分の生き方そのものに迷える全ての人へ、絶対に読んでほしい1冊。
2ヶ月に1度は読み直そうと思います!
『生き方』のまとめと紹介できなかった内容
ここまで『生き方』読み、特に参考になった部分を5点に絞り解説していきました。
人としての本当に大事な部分はどこか、思い出させてくれた本書に「ありがとうございます」の気持ちでいっぱいです。
今回記事で紹介したところは本書のごく一部分で、他にも非常に参考になる話がたくさんあります。
特に「足るを知る」の部分は現代の日本人にとって必見の内容です。
- 人生の心に描いた通りになる(P28)
- 「手の切れるものを作れ」(P46)
- 人間の能力は無限だ(P60)
- 優意注意とは(P74)
- 全てのことに「ど真剣」に向き合え(P98)
- 「好き」こそが最大のモチベーション (P108)
- 素直な心は進歩の親(P144)
- 「足るを知る」が日本人の生き方の根に据えるべき哲学(P202)
最後まで読んでくれたあなたにいいことがありますように🎵
1度は読んでおくべき名著です。正直なところもっと前に読んでおきたかった💦
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。