本・漫画

【対人奥義】『人を動かす』感想・要約。人間関係のストレス・苦手意識を180度変える名著。

  • 「人とのコミュニケーションが絶望的に苦手」
  • 「他人にどう思われているか心配で仕事が手につかない
  • 「上司や部下との人間関係がマジでつらい

人との付き合い方が非常に難しい現代社会。

こんな風に思う方も多いかと思います。

私も若いころは

  • 人とのコミュニケーション苦手
  • 人との会話がスムーズにいかない

などの悩みを持っていました。そして、いろいな方法を模索し、勉強しながら

これだっ!

と思った本が今回ご紹介させていただきたい

D・カーネギー著

『人を動かす』です。

チーズ丸

『人を動かす』は対人関係の教科書的な本だったよね!

読む前に感想や要約を先に知っておきたいな〜。

本書の内容を1文で説明すると

「対人関係に必要な心構えを説いた指南書」と言えます。

内容は誰にでもわかりやすく、随所に具体例を交えながら書かれており

対人関係において最も重要なことは何かということに気づかせてくれる良書です。

ササリュー

本当に勉強になることばかりで、ここでは書ききれないのですが、厳選してお伝えできればと思っています。

人との関わり方やコミュニケーションに不安のある方、

職場での人間関係を改善したいと思っている方にぜひ読んでいただきたい1冊です。

本記事では『人を動かす』の要約・感想を重要な部分に絞って、紹介していきます。

本記事を読んでも、本書の魅力は全く損なわれませんのでご安心ください。

さっそく始めましょう。

3行で要約する『人を動かす』

『人を動かす』3行要約
  1. 相手に重要感を持たせて、純粋な関心を寄せよう。
  2. 人の立場になって物事を考えよう。
  3. わずかなことでも心から人を褒めよう。

『人を動かす』紹介したい4つのポイント

私が、本書を読んで特に参考になった部分は以下の4点です。

  • 重要感を持たせる
  • 相手に純粋な関心を寄せる
  • 人の身になる
  • わずかなことでもほめる

重要感を持たせる(人を動かす三原則)

「重要感を持たせる。」

あまり聞き馴染みのない言葉ですよね。

重要感とは“自己の重要感”のことで、“重要人物たらんとする欲求”のことをだそうです。

私的にわかりやすく言い換えると

重要感=自分が特別な人間であると思えること

ということになります。

ササリュー

この重要感という言葉は、この本のキーワードかなと思います。

相手を動かすには重要感を持たせる接し方が必要なんですね。

人を動かす秘訣は、この世に、ただひとつしかない。

自ら動きたくなる気持ちを起こさせることーこれが秘訣だ。

人を動かすには、相手の欲しがっている物を与えるのが、唯一の方法である。

『人を動かす』P035

そしてこの相手の欲しがっているものというのが他でもない

“自己の重要感”

とうことなんですね。

この本ではその“自己の重要感”を持たせるために、さまざまなアプローチをの方法が書いてあります。

後にたくさん出てくる“ほめる”方法もその1つです。

いつか、だれかがくれた嬉しかった言葉。

その言葉がずっとキラキラと輝いて胸の奥に残っている、という経験がありませんか?

チーズ丸

だれでも、ずっと心に残っている「宝物」のような言葉があるよねっ!

人間はみんな、誰かに認められたいという欲求がある。

ササリュー

これは承認欲求とも言うよね!承認欲求が満たされることで、重要感も満たされそうだね!

だから相手の自己重要感を満たすことで、人を動かそう!

相手に純粋な関心を寄せる(人に好かれる六原則)

相手に純粋な関心を寄せることが何より大切と作者は言っています。

こちらから関心を示せば、相手も注意を払い、時間をさいたり、協力もしてくれるということなんですね。

友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。

『人を動かす』P74

そしてこれを本能でやっているのが

そうっ、犬です。

「あなたに会えて嬉しい」と尻尾をブンブンと振り

「あなたと一緒に居られて楽しい」と跳ね回る姿はたまらなく愛しいです。

だから犬って人に愛される動物なんですよね。とまあ

そんな犬のような相手への純粋な関心を寄せる態度

実は大切であると作者は言っているんですね。

チーズ丸

呼んだ〜?。嬉しくて尻尾振っちゃうよ〜。

ササリュー

犬には打算も計算もない!だから人に好かれる!

チーズ丸ぅ〜

確かに、純粋に好意や関心をまっすぐに向けてくれる人には

なぜかこちらも自然と好意を持ってしまうもの。

返報性の法則というものありますからね。

相手に純粋な関心を寄せて、いい人間関係を作っていきましょう!

人の身になる(人を説得する十二原則)

人を説得する十二原則の中の1つに、

人の身になることが重要

とカーネギーは述べています。

これは言い換えれば、

人の立場で物を考える

ということです。

ササリュー

これは、コミュニケーションだけでなく、ビジネスにおいても重要な考え方ですよね。

私たちはつい、自分の立場から物を言いがちです。

ですが、それでは人を説得することはできません。

人の立場で物を考えることで

相手も自分を受け入れてくれます。

他人にものを頼もうとするときには、まず目を閉じて、相手の立場から物ごとを考えてみようではないか。「どうすれば、相手はそれをやりたくなるのだろうか」と考えてみるのだ。この方法は面倒にはちがいない。だが、これによって味方が増え、よりよい結果がたやすく得られる。

『人を動かす』P234

どうすれば相手がそれをやりたくなるのか。つまり

相手の気持ちや立場を尊重した話の進め方ができるかどうかが重要。

相手の立場から物を考えるというのは、マーケティングや交渉場面など様々なビジネスシーンでの大いに役に立つものです。

相手の身になって人を説得しよう!

わずかなことでも惜しみなく心からほめる

人を変える九原則のなかで、筆者であるカーネーギーはこんなことを言っています。

人を変えようとして、相手の心のなかにかくされた宝物の存在に気づかせることができたなら、単にその人を変えるだけでなく、別人を誕生させることすらできるのである。

『人を動かす』P300

これが、“ほめる”が持っている力だということなんですね。

別人を誕生させる=その人を生まれ変わらせる

それほど“ほめる”ことは重要だと、『人を動かす』の中で

何度も繰り返し、繰り返しカーネーギーは伝えています。

そして、ほめるときは

具体的にほめろ

それが誠意のこもった、相手の気持ちをじかに揺さぶる言葉になる、とも言っています。

 「〇〇さん格好いいですね」

→「〇〇さんの上司に堂々と意見を伝えられるところが格好いいと思います」

の方が嬉しさが増しますよね。

うわべだけのお世辞は逆効果。

だから心の底から出る、誠意を持ったほめことばが大ということです。

批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く。

『人を動かす』P301

さあ、心の底から、相手を褒めよう。

これが、人を変える秘訣だ!

『人を動かす』を読み、私が変化した点

人との会話が円滑になった

会話が以前よりスムーズに行えるようになったと感じています。

相手に関心を寄せることを意識できるようになったから思います。

具体的には、話すときに自分の手を止める。そして、相手に意識を集中する。

相手の言葉に真摯に耳を傾ける。そんな風に変化しました。

ササリュー

相手の言葉1つ1つにしっかり耳を傾けよう!

また、会話がスムーズになったもう1つの理由としては

人の立場で物を考えるという意識を持てたことだと思います。

相手の意見をしっかりと尊重して、相手の言い分を聞く意識が大事だと気づけました。

結局会話の中の意識としては

聞く8割、話す2割

くらいがちょうどいいです。

これを意識しただけで、驚くほど会話がスムーズに進みます。

それでも会話に詰まる時はこうするようにしています。

とりあえず相手の服装や持ち物について触れる・ほめる

相手が好きなもの、関心のあることをキーワードに話をする

これで、9割くらいは会話に詰まることは無くなったと感じています。

今回、紹介したポイント以外にも、会話やコミュニケーションに役立つ方法や考え方がたくさん書いてあるので是非読んでみてください。

相手に重要感を与えることを意識できるようになった

重要感、つまり自分が特別な人間であると相手に思わせることを意識するようになりました。

重要感を与えられることで、人の熱意を呼び起こしたり、人の成長を促すことができるとこの本から学ぶことができたからです。

具体的な方法は、皆様の想像通りだと思います。

小さいことでも全力でほめる

これだけです。さらには

具体的にほめる。

相手がほめてほしいところをほめる。

心の底から誠心誠意ほめる。

を意識してやっています。

これ、絶大な効果ありますよ。

私は、仕事柄、高齢者の利用者と関わることが多いのですが、

もう、これだけで、相手はニコニコでこちらに好意を見せてくれます。

最後にもういちど大切なことを言いますね。

息をするように相手をほめましょう。心から。

これだけ意識できるだけで、人生変わります。

是非、深い学びを得たい方は本書を読んでみてくださいね。

『人を動かす』のまとめと紹介できなかった内容

ここまで『人を動かす』を読み、特に参考になった部分を4点に絞り解説していきました。

人との関わり方のすごく大切なことを教えてくれた本書に感謝をしたい気持ちです。

今回記事で紹介したところは本書のごく一部分で、他にも非常に参考になる話がたくさんあります。

特に随所に出てくる、世界的な有名人の具体的なエピソードは思わず「おっ!」となってしまうことがあり、必見です。

特に「スティービー・ワンダー」のエピソードは印象深かったです。

この他にもたくさんのエピソードがあり、読み物としてもおもしろいです。

今回惜しくもご紹介できなかった内容
  • 笑顔を忘れない
  • 名前を覚える
  • 議論を避ける
  • おだやかに話す
  • 幸福な家庭をつくる七原則
  • セオドア・ルーズヴェルト絶大な人気の秘密
  • 人を扱う名人チャールズ・シュワップのエピソード

対人関係にお悩みの方は、ぜひ1度読んでみてください。

きっと、あなたの人生にいい影響を与えてくれるはずです。

チーズ丸

最後まで読んでくれたあなたにいいことがありますように🎵

ササリュー

本当に要約ではなく、本書を読んでほしい一冊!是非!

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

ABOUT ME
sasaryu
sasaryuです。理学療法士をしています。神アイテム100というブログを運営してます。私自身が人生を変えるほどの神アイテムやサービスなどを紹介します。他にダイエット系のブログもやっています。